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パパによる読み聞かせは効果絶大【オススメ絵本も紹介】

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子供想いのパパさんたち、ご家庭で絵本の読み聞かせはされていますか。

 

絵本の読み聞かせは、幼児の脳の発達に多大な影響を与えてくれます。

その中でも言語能力は、父親が読み聞かせをした方が発達するということが証明されています。

実際、我が家の3姉妹も、私が読み聞かせを続けることにより、大きな効果が現れました。

 

本記事では主に、

・父親の読み聞かせによる効果と理由

・読み聞かせは、いつするのが最適か

・父親の読み聞かせにおすすめの本

についてお話します。

読み聞かせを通じて、パパが子供の成長に大きく貢献するために、力になれれば嬉しい限りです。

 

 

パパによる読み聞かせの効果【ハーバード大が実証】

ハーバード大学のElisabeth Duursma博士の研究グループは、

父親による読み聞かせの効果を研究により実証しました。

 

研究にあたり、アメリカの低所得者層430世帯を対象に、父親と母親の絵本の読み聞かせについて調査を行いました。

その調査結果をもとに、「父親・母親による読み聞かせが、子供の3歳時点での能力にどのように影響するか」を分析しました。

 

その結果、父親・母親の読み聞かせはともに、思考能力や問題解決能力に大きく貢献することが分かりました。

しかし、言語能力に関してはなんと、父親の読み聞かせのほうが大きな効果があることが分かりました。

さらに、父親の読み聞かせの効果は、特に女の子に多く見られることも分かりました。

 

なぜパパの読み聞かせで言語能力がアップするのか

では、なぜ父親の読み聞かせのほうが言語能力はアップするのでしょうか。

それは、父親の声のほうが、子供は良く耳を傾けるからだと考えられます。

小さい子供は一般的に、生まれてから母親と過ごす時間のほうが多く、母親の声の方が聞き慣れています。

そのため、比較的聞き慣れていない父親の声の方が注意を向けやすく、父が話す言葉が印象に残りやすいのです。

 

パパの読み聞かせで、我が娘にも効果が!

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父親の読み聞かせによる効果は、我が娘にも大きく現れました。

我が家には7歳、3歳10ヶ月、1歳8ヶ月の3人娘がいるのですが、長女が3歳ごろから週4日以上は、寝る前に読み聞かせをしています。1人一冊ずつ好きな本を選ばせて、寝転びながら読み聞かせます。

 

読み聞かせを続けた結果、特に一歳前から参加している次女と三女に、かなりの言語能力の発達が見られています。

 

次女については、保育園の同級生の中でも一番口が立ち、ケンカが起きても論破して黙らせるという、かなりお局的な存在になってしまってます。

三女は、ちょうど一歳頃から様々な単語をしゃべり始め、一歳8ヶ月現在、ぎこちないですが3語文しゃべります。

「とうちゃん、ぎゅうにゅう入れてーやー」

「◯◯ちゃん(自分の名前)、おてて消毒するー」

などなど、楽しそうにしゃべります。言葉で意思が伝わるのが嬉しいようです。

 

また二人とも、言葉を良く覚えるので、歌の歌詞もよく覚えます。そして家の中でよく歌っています。くそ音痴な父親の子のわりには上手です。

 

パパの読み聞かせは、寝る前がオススメ

では、パパの読み聞かせはいつするのが良いのでしょうか。

 

もうこれは、寝る前が一番オススメです。

寝る前をオススメする理由は以下の2つです。

 

・親が時間をとりやすい

とくに平日は、仕事から帰ってきたら寝る前まで、ゆっくりできる時間はありません。余裕をもって読み聞かせをするなら、寝る前が一番です。

・知識が定着しやすい

寝る前に勉強をすると、知識が定着しやすいということは研究でも立証されており、睡眠前の1時間は読み聞かせをするゴールデンタイムと言えます。

起きている間に覚えたことは、寝ている間に短期記憶から長期記憶に変わるため、より寝る時間に近い方が知識が定着しやすいからです。

 

読み聞かせのおねだりはできるだけ断らない

子供が「本読んでー」と頼んできたときは、時間が許すのなら断らないのがベターです。

親は子供のサポーター。

子供はやりたいことをやりたいときにやるほど、知識や能力は身に付きます。

時間に余裕があれば、めんどくさがらずに読んであげましょう。

それに読んでみると、親の脳も活性化されて、案外スッキリしますよ。

 

かといって、子供の言うとおりに何冊も繰り返し読んでいれば、きりがありません。

あらかじめ、「2冊までね」「1回だけね」と約束してから読むのがコツです。

 

読み聞かせにオススメの本

1200日以上は読み聞かせをしている私がオススメの本を紹介します。良い絵本は限りなくたくさんありますが、子供にウケて何回も読んだ本の中から厳選しました。

 

【赤ちゃんにオススメ】

・わんわんおかお/とよたかずひこ

顔のパーツを覚えながら赤ちゃんと触れ合える本です。とよたかずひこさんの本は絵がとてもかわいい。

 

・だるまさんシリーズ/かがくいひろし

「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」の三部作。こどもと揺れながら読めて、笑いのある楽しい作品です。

 

・おつきさまこんばんは/林明子

最初から最後まで、同じアングルで絵が描かれており、子供が真剣に見入る本です。お月様の表情が豊かです。

 

【2~3歳にオススメ】

・わにわにくんシリーズ/こかぜさち

わにが、ノスタルジックで生活感あふれる民家で、一人暮らしをしています。そのわにわにの暮らしの中で起きた「ちょっと特別なこと」が独特の面白さで表現されています。

 

・おしっこちょっぴりもれたろう/ヨシタケシンスケ

子供がめっちゃ共感できておもしろい。想像力豊かなヨシタケさんの本は、どれも要チェックです。

 

・ちょっとだけ/瀧村有子

 赤ちゃんができてお姉ちゃんになった「なっちゃん」が、ママが今までのように相手をしてくれない中で頑張るお話。私はこの本を読むと、涙が止まらなくなって、ちゃんと最後まで読めません(笑)

 

まとめ

・父親による読み聞かせは、子供の言語能力の発達に効果がある。

・理由は、産まれたときから聞き慣れている母親の声よりも、父親の声の方が注意を向けやすく、父が話す言葉の方が印象に残りやすいから。

・実際私も、3人娘に読み聞かせを続けた結果、特に一歳前から参加している次女と三女に、かなりの言語能力の発達が見られた。

・読み聞かせの時間は、知識の定着しやすい寝る前がオススメ。

 

 

本は心の栄養です。大人にとっても子供にとっても。

本が好きになると、人生で退屈な時間が無くなります。

子供たちには、本に親しむことで豊かな人生を送る習慣をつけてほしいものですね。