パパの抱っこで赤ちゃんが泣く!パパ見知りの理由と対策
「パパが抱っこすると赤ちゃんが大泣きしてしまう」
「パパが近づいたり、話しかけただけで赤ちゃんが泣いてしまう」
「嫌なことしたわけじゃないのに、なんでパパで泣いちゃうの?」
パパ見知りで頭を抱えるお父さんたち。
赤ちゃんが抱っこさせてくれないのは今だけなので、
安心してください。そしてへこたれないでください。
3人娘がいる私も、長女の時はがっつりパパ見知りの時期がありました。しかし、あの手この手で赤ちゃんに関わっていると、早くパパ見知りが治まりました。
次女・3女の時は、妻に負けないくらい触れ合う時間が長かったので、パパ見知りはほとんど無く、1歳に満たない時期からパパっ子になりました。
本記事では、赤ちゃんがパパ見知りする理由と、パパ見知りを治めるためにするべきことについて、私の経験を交えてお伝えします。
パパ見知りで悩んでいる方々に、前を向いて赤ちゃんと触れ合っていただくために。
パパの抱っこで赤ちゃんが泣く「パパ見知り」
今までパパが抱っこしても泣かなかったのに、ある日を境にギャン泣きするように・・・
中にはパパが「○○ちゃ~ん♡」と話しかけたり、おむつを替えてあげようと近づいただけでも泣いてしまう子もいます。パパに目も合わせてくれない赤ちゃんだっています。
このような「パパ見知り」は、一般に生後半年くらいから起こると言われていますが、中には生後3~4か月でパパを拒絶しだす子もいます。
いつまでたっても赤ちゃんに泣かれると、ショックなうえに、
「自分はこの子から嫌われているのだろうか」
「今は自分がかかわらない方がいいのかな」
と不安になる方も多いでしょう。
しかし、少し安心してください。赤ちゃんが泣くのは、決してパパを嫌っているわけではないのです。
パパの抱っこで赤ちゃんが泣く理由
パパ見知りをするのは、決してパパが嫌いだからではなく、「絶対にママがいいから」なのです。
ママのお腹の中で十月十日を過ごし、生まれてからも圧倒的にママとの時間が多くなりがちな赤ちゃん。必然的にママと密接な信頼関係が築かれていきます。
ママと親密になると、ママ以外の人を拒絶するようになり、特にママと雰囲気が違う「男性」には特に敏感に反応する傾向があります。
つまり、パパ見知りは起こるべくして起こっているのです。パパ見知りのない赤ちゃんでさえ、内心は「ママがいいのに・・・」と思っていることでしょう。
パパの抱っこで赤ちゃんが泣くのは成長している証拠
ママという存在を認識し、ママとの信頼がしっかり築けるようになったのは、赤ちゃんが成長している証拠です。
生後6か月頃といえば、首が完全に座って、お座りができるようになったくいらいでしょうか。お座りができれば見える世界も変わってきて、頭の発達と同時にたくさんの情報を得ることができます。
その中で、親密な人と他人をしっかり判別できるようになることは、健全に成長している証拠であり、喜ばしいことと言えます。
パパはへこたれずに赤ちゃんにかかわるべき
どうせ自分が抱くと泣からといって、お世話することを諦めてはいけません。触れあう時間が減るほど、余計に慣れる時期が遅くなっていきます。
逆に、この時期にへこたれずに赤ちゃんとかかわることで、パパ見知りが終わった後、子供から絶大な信頼を得ることができます。
事実、私は娘たちの赤ちゃんの頃、積極的にお世話をすることで、娘たちは超パパっ子になりました。
パパに慣れてもらうために、以下のことから取り組むのがオススメです。
・ママを交えて触れ合う
パパ見知りでギャン泣きしているのに、スタンスを変えずに接し続けることは、火に油を注いでいるようなもの。やり方を変えないと、無論泣き続けます。赤ちゃんはそのうち泣き止むかもしれませんが、それは泣きつかれたからです。決してパパに対して良い印象は持たないでしょう。
そんな時は、ママに近くに居てもらうのがオススメです。ママも参加して一緒に遊んだり、ママに声をかけてもらいながらおむつを替えたりすると効果的です。
ママとパパと3人で一緒にいることに慣れてきたら、徐々にパパと2人だけの時間を試してみましょう。
そのためにも、夫婦仲良くすることが最優先です。産後の女性はホルモンバランスが乱れてイライラすることが良くあります。私の妻も、なんでそんなに怒っているの、というくらい機嫌が悪いときがありました。
産後の精神不安定は自然なことなので、そういうものだと割り切って、妻にはやさしくしましょう。
・ミルクをパパがあげる
赤ちゃんがお腹が空いているときは、ママへの依存心よりも食欲が勝りがち。「もう誰でもいいから飲ませてくれー」てな感じでしょうか。そんな時はミルクに集中するので、警戒心が薄れがち。このときは絶好のチャンスです。
ミルクがあってもパパの抱っこを拒否する場合は、ママに抱っこしてもらうか、クッションにもたれさせてミルクをあげましょう。
・赤ちゃんを笑わせる
赤ちゃんは本能で生きているので、楽しいことが好き。そして新しいことばかりで敏感なので、少しのことで笑いがちです。
たとえば、手と手でタッチしたり、こちょこちょしたり、お腹や腕にブーっとしたり。赤ちゃんが喜びそうなことを、色々試してみましょう。
赤ちゃんは一度ツボに入ると何度やっても笑ってくれます。もう何をしても笑ってしまうZONEに入ったときは、こちらの気持ちも最高に癒されます。
赤ちゃんを笑わせるうえで大切なのは、こちらが自然な笑顔でいることです。
赤ちゃんはこちらの迷いや不安を敏感に感じ取ります。こちらに迷いや不安があると、赤ちゃんまで不安になり、余計笑わなくなります。
「パパ見知りは当たり前」「こうやって関わっていればいつか終わる」「そしてパパが大好きになる」という事実を胸に刻み、自信をもって赤ちゃんに笑いかけましょう。
まとめ
パパの抱っこで赤ちゃんが泣く「パパ見知り」。
パパ見知りする理由は、パパが嫌いなわけじゃなく、絶対にママがいいから。
ママという存在を認識し、ママとの信頼が築けるのは、赤ちゃんが成長している証拠。
パパが抱くと泣からといって、お世話することを諦めると、余計に慣れる時期が遅くなる。逆に、この時期にへこたれずに赤ちゃんとかかわることで、パパ見知りが終わった後、子供から絶大な信頼を得ることができる。
パパに慣れてもらうために、以下のことから取り組もう。
・ママを交えて触れ合う
・ミルクをパパがあげる
・赤ちゃんを笑わせる
赤ちゃんと関わるうえで大切なことは、自信をもって笑顔でいることと、夫婦仲良くいることです。
そして、決してへこたれないでください。
あと1,2年後には、「パパと一緒がいい」「パパ大好き」「パパと結婚したい」と言ってもらえますよ。