夫の小遣い制は時代遅れです【無駄遣いをなくす方法】
お小遣い制と、その都度もらう制、どちらが良いの。
どうすれば夫(妻)の無駄遣いが減るの。
結論をいうと、制度なんてあまり重要ではありません。
重要なのは、マインドです。
「資産が自分の未来をつくる」意識を持つことです。
それができていれば、小遣い制などにしなくても無駄遣いしません。
本記事では、
無駄遣いしないために、そして資産を増やしていくために、
「資産が自分の未来をつくる」というマインドを、
夫婦ともに取得する方法をお話しします。
- 夫の小遣い制は時代遅れ
- 夫の小遣い制にしても、それほどお金は増えない説
- その都度もらうことの弊害
- 大事なのは、制度ではなくマインド
- お金が増えるマインドを持つために
- 家計改善・資産形成にオススメの本
- まとめ
夫の小遣い制は時代遅れ
昔は一家の大黒柱である夫が稼ぎに出て、妻は家庭と家計を守るのが一般的でした。
仕事と付き合いで忙しい夫は、家庭をかえりみず、家計にも疎い。
放っておいたら無駄にお金を使うので、お小遣い制にする。といったところでしょうか。
しかし時代は変わりました。
今は共働きの家庭が多く、共に稼ぎ、共に資産を守る必要があります。それに加えて、老後の不安もあり、資産を増やしていく必要性が増しています。
夫の小遣い制にしても、それほどお金は増えない説
これは夫が家計に疎い場合ですが、
小遣い制でそれほどお金が増えない理由は、稼ぐ意欲が減るからです。
家計に疎い夫は、自分が使えるお金が増えなければ、家の資産が増えても他人事です。
つまりいくら仕事で成果を上げても、自分のお金になるという感覚がないので、働く意欲がわきません。
結果、報酬が上がらず、それほどお金は増えていきません。
その都度もらうことの弊害
「お金をその都度、要る分だけもらう」というやり方は一見効率よさそうに見えますが、
非常に場当たり的なやり方です。
計画性がないために、本当に必要なのかの取捨選択が上手くできず、
結果的に「あまり必要ないこと」にもお金を使ってしまいかねません。
それに、いちいちパートナーに交渉してお金を手に入れるのは面倒で、
お金を貯めるよりもストレスが溜まりやすくなります。
大事なのは、制度ではなくマインド
無駄遣いしないために重要なのは、お小遣い制などの「制度」ではなく、「マインド」です。
そのマインドとは、
夫婦ともに「資産が自分の未来を作る」意識をもつことです。
そうすることで、
・無駄遣いすると将来の自分の資産が減るため、使うのを控えるか、将来のために投資しようという考え方になります。
・報酬が増えると、自分の未来が明るくなるため、仕事への意欲がわきます。
その結果、お金は加速して増えます。
お金が増えるマインドを持つために
では、「資産が自分の未来を作る」を意識をもつにはどうしたらいいのでしょうか。
まず家計と資産の状況を把握する
まず、家計のおおまかな支出と収入を、月単位でまとめましょう。年一回支払いの税金などは、月毎に振り分けるか、年間の収支を別でまとめると完璧です。
これは、お金に詳しいどちらかがやってOKです。
資産運用を勉強する
家計の収支が把握できれば、どんなペースで資産が増えていくかシミュレーションできます。
そして、資産運用について勉強してください。
資産運用の大切さが叫ばれている時代なので、書籍やネットで分かりやすく解説してくれているものが山ほどあります。
長期・分散・積立投資で、資産が雪だるまのように増えていく事実を知ることでしょう。
長期・分散・積立投資を始めるには、安心で税制が優遇される「積立NISA」等がオススメです。
状況を「見える化」し、夫婦で共有する
家計の収支と資産の状況を把握した方は、それをエクセル等にまとめます。
そして資産運用のシミュレーションを簡単に行い、明るい未来を「見える化」します。
それを夫婦で確認することで、「資産が自分の未来を作ること」を共感できます。
家計改善・資産形成にオススメの本
でも、お金の勉強なんて難しそうだし、「家計と資産を見える化」するなんて、手間がかかってできそうにない、という方が大半でしょう。
その方は、初心者向けのお金に関する本を2~3冊程度読んで見てください。きっと、自分が何からすべきなのか、お分かりいただけると思います。
私のオススメは以下の3冊です。
・はじめての人のための3000円投資生活/横山 光昭
投資初心者の入門本です。家計を改善し、積立投資で着実に資産を増やす方法が学べます。実際に一からお金を増やした方々の成功例も書いてあるので、怖れることなく投資が始められます。
・トップ1%の人だけが知っている「最高のマネープラン」/俣野 成敏
お金が貯まらない人の「貧乏思考」を、お金が貯まる人の「未来型思考」に変えてくれる本です。そのうえで、家計を改善して未来のために資産を増やす方法を、実践的に解説してくれています。
・「つみたてNISA」はこの7本を買いなさい/朝倉 智也
つみたてNISAを始めるなら目を通しておきたい一冊です。資産運用をせずに資産を築いていくのが難しい理由と、資産運用の方法は長期・分散・積立投資が最強であることがていねいに説明されています。そして、長期・分散・積立投資には「つみたてNISA」がオススメであることと、オススメのポートフォリオや銘柄選びのポイントが書かれています。
まとめ
夫の小遣い制は時代遅れであり、
家計を改善するには、制度ではなくマインドを変える必要がある。
そのマインドとは、夫婦ともに「資産が自分の未来を作る」を意識をもつこと。
そうすることで、無駄遣いせず、将来のために投資しようという考え方になる。さらに、仕事への意欲がわく。その結果、お金は加速して増える。
「資産が自分の未来を作る」を意識をもつため方法
・家計と資産の状況を把握し、「見える化」する。
・資産運用の勉強をする。
先行き不透明な日本経済の中、私たちの将来の生活には不安が拭えませんが、
資産計画を立てることで、その不安は劇的に軽減されます。
まずは、試しにお金の本を1冊読んでみることから始めましょう。