子供の将来のために親が教えるべきことは1つ【正しいお金の知識】
「子供の将来が心配だなあ。」
「子供を将来正しい道に進ませてあげるために、何を教えるべき?」
「子供の将来のために、親が教えてあげられることって何?」
可愛いお子さんの将来、心配ですよね。私もです。
しかし、何でもかんでも親が教えてあげる必要はありません。
そもそも、親が色々言うほど、子供は親の言うことなんて聞きません。
じゃあ何を教えればいいのか。
答えは一つ、「正しいお金の知識」です。
お金のことは学校では習いませんが、生きていくうえで最も大切な知識の一つです。
そのため、お金のことは親が教えるしかありません。
つまり、親が「正しいお金の知識」を勉強するのが最優先なのです。
本記事を読むことで、
お金の勉強をし、子供にも「正しいお金の知識」をつけさせることで、
「お金に困らない家系」を作っていくための手助けができれば嬉しい限りです。
- 子供の将来のために親が言うことは、正しいとは限らない
- そもそも親のいうことは聞かない
- 子供の将来のために、お金の教育だけは親がするべき
- お金の教育のやり方
- まず親がお金の勉強をしよう(お金の教育方法もわかる本を紹介)
- まとめ
子供の将来のために親が言うことは、正しいとは限らない
まず前提として、大人は完璧な人間ではありません。
むしろ、余計な知識や偏った考え方が身に付いた大人の方が多いのでは。
そんな大人が、子供にあらゆることを教えようとしても、限界があるのは明らかです。
子供に自分からたくさんのことを教えようと気負わずに、
親族、地域、社会全体に助けられながら教育させる意識が必要です。
リビングに図鑑や辞書を置いておくのもいいですね。
さらに、現在はネットやSNSなどで良質な情報が溢れています。子供がスマホを持てるようになると、自分で情報収集させるのもいいでしょう。
親のアドバイスよりも、子供の回りには良い情報がたくさんあります。
また、人や情報にたくさん触れさせることで、良い情報・悪い情報の取捨選択も出来る子になるでしょう。
そもそも親のいうことは聞かない
親があれこれ教えすぎない方が良いうえに、そもそも子供は、
そんなに親の言うことを聞きません。
あくまで一般論ですが。
ご自分の学生の頃を思い出してください。
「勉強しなさい」「片付けなさい」「貯金しなさい」
素直に「はい」と言ってましたか?
私はおかげで、勉強する習慣が付かず、部屋が汚く、お金が貯められない子に育ちました。
今は、変わりましたが。(妻のおかげで断捨離好きになり、ネットのおかげでお金の知識もつきました。)
親が言うことが、逆に反発を招く恐れもあるのです。
ここで誤解していただきたくないのが、
食べ方や、あいさつ、他人を尊重することなど、
生きていく上で最低限必要なマナーは、親が教える必要があります。
そのほかのことは、「教える」というより、子供の意思を尊重して「サポート」する姿勢が大事です。
親は、「指揮官」ではなく、「サポーター」なのです。
子供の将来のために、お金の教育だけは親がするべき
親から子供に教えるべきことは1つ、「正しいお金の知識」です。
生きていくうえで、お金がすべてではありませんが、
仕事の報酬はお金ですし、
人が移動したり、食べたり、住んだり、世の中のあらゆるものごとの価値はお金に換算されます。
言うまでもなく、お金の知識がある方が、無駄なものに支払いせず、豊かに暮らすことができます。
また、将来どのような生活を描くか、についても、資産がどれだけあるかによって変わってきます。
つまり、できるだけ早い段階で、子供にお金の知識をつけさせることで、
子供の暮らしをより豊かにさせるだけでなく、
子供が自分の将来を見据え、そのためにこれからどうすべきかについて考えるきっかけになります。
しかし、お金のことは学校では教えてくれませんし、自ら進んで勉強しようという子はごくわずかです。
そのため、親が「正しいお金の知識」を教えてあげる必要があるのです。
お金の教育のやり方
では、どのように「正しいお金の知識」を教えればよいのでしょうか?
わたしは最低限、以下のことは身につけさせるべきだと考えています。子供の成長に合わせて教える順番にまとめました。
①子供が小さいときから、数字に慣れさせる
お金には計算がつきものです。
まずは数字に親しむために、「〇〇ちゃんは何歳?」「じゃあ、あと〇年で何歳かな?」「みかんが何個入ってる?」
など、身近なものや興味のあるものについて、数字を交えた会話をすることが効果的です。
②モノの価値がわかる子にする
モノの価値がわからないと、計画的にお金が使えません。
モノの価値を伝えるために、おやつの金額を見て選ばせたり、外食に行ってお会計を当てさせたり(村上世彰さんが推奨)、切符を自分で買わせたり、まずは自分で考えさせましょう。
注意してほしいのが、何でもかんでも価値を言うべきではないということです。子供に贈った誕生日プレゼントの値段や、親の収入までは言う必要はありません。
③必要なものを買うために、無駄なものは犠牲にする
モノの価値がわかってくると、自分にとってそれが必要かを判断できるようにさせます。自分にとってそのお金を払う価値があるか、予算内に収まるかを考え、取捨選択できる力をつけさせます。
④来を豊かにする「投資」について
お金は「稼いで」、「貯めて」、「使う」だけじゃありません。
「殖(ふ)やす」ことを知らないと、より豊かになれません。
投資について知ることで、お金を「将来のために使う」という選択肢を作ることができます。
将来のためにお金を使うことで、今の精神状態も前向きになり、生活が充実したものになります。
⑤雇われること以外にもお金を稼ぐ方法はある
私たちの一般的な親が子供に望んでいた職業と言えば、「一流企業のサラリーマン」「公務員」など。雇われて将来安泰に暮らしていってほしいという願いが込められていました。
しかし時代は変わりました。一流企業のサラリーマンも公務員も将来安泰とはいえず、しかも税金は増えていくばかり。それが嫌な仕事であれば、意欲が出ずスキルアップもできないという悪循環に陥るおそれもあります。
もちろん、やりたいことがあってサラリーマンや公務員を目指すのは結構ですが、
やりたいことがそこになければ、フリーランスとして働いたり、起業することだって可能です。
一度しかない人生、子供にはやりたいことに挑戦させてあげたいものです。若ければやり直しがききますし。
まず親がお金の勉強をしよう(お金の教育方法もわかる本を紹介)
子供にお金の教育をしよう!と決めても、
親に正しいお金の知識がなければ、元も子もないですね。
ということで、オススメの本を厳選して紹介します。
以下の2冊は、お金の知識をつけられるとともに、子供へのお金の教育の仕方がわかる本です。
・「おカネの天才」の育て方/ベス・コブリナ- (訳)関美和
一生お金に困らないために、親が子供に伝えるべきことが書かれた本。子供の年齢層を6つに分け、各層で教えるべきことが書かれている。
・お金の教育がすべて。7歳から投資マインドが身につく本/ミアン・サミ
「学校の成績より、ファイナンシャルリテラシー(お金の幅広い知識)のほうが大事」という意識のもとで、お金の仕組みや信念の持ち方など、親子で一緒に学べるようにわかりやすく解説した本。
まとめ
・親から子供に教えるべきことは1つ、「正しいお金の知識」。
・正しいお金の知識は、子供の成長に合わせて、以下の順番で教えるべき。
①子供が小さいときから、数字に慣れさせる
②モノの価値がわかる子にする
③必要なものを買うために、無駄なものは犠牲にする
④未来を豊かにする「投資」について
⑤雇われること以外にもお金を稼ぐ方法はある
・まず親がお金の知識をつけよう!ということで、お金のことが学べると同時に子供への教育の仕方がわかる本を紹介
〇「おカネの天才」の育て方/ベス・コブリナ-
〇お金の教育がすべて。7歳から投資マインドが身につく本/ミアン・サミ
わが国では今、年功序列の生涯雇用は崩壊しつつあります。
また、人生100年時代が近づくとともに、将来受給できる年金額も減少し、
これからますます計画的に資産を増やしていくことが必須になってきます。
そんな時代に、
子供と一緒に荒波に飲まれて、必死に船につかまりながら生き耐えるのか。
子供と一緒に波を乗りこなして、自分たちだけの島に到着するのか。
その運命は、親の「お金の教育」にかかっている、と言っても過言ではありません。