子供にお手伝いさせるコツは、「手伝う」という意識を持たせないこと
子供にお手伝いさせた方がいいよなぁ。
ちょっとでも手伝えるようになってくれたら助かるし、
子供の将来のためにもなるし。
でもうちの子供、お手伝いしてくれないんだよなぁ。
お小遣いで釣ろうかなぁ。
ちょっと待って!お手伝いにお小遣いはダメです。
じゃあどうすればいいのか。
子供にお手伝いさせたければ、「手伝う」という意識を変えましょう。
この記事を読んでいただくことで、
子供に家事は自分の仕事でもあることを認識させ、
やる気を出させるためのコツがわかりますよ。
子供にお手伝いをさせるメリット
そもそも、子供にお手伝いをさせると、どんな良いことがあるのでしょう。
子供にお手伝いをさせるメリットを3つ紹介します。
親の負担が減る
子供にお手伝いをさせる過程は、最初は手間がかかりますが、あとあと親の負担が減ってラクになります。
子供が小さいほど、家事を教えるのは面倒です。子供はゆっくり考えながらじっくり作業するので、時間に追われているときはイラっとなります。
心に余裕を持たないとできません。
しかし、長い目で見たとき、子供が家事を覚えてくれるとすごいラクです。
小さいころからお手伝いをしている子は、小学生にもなると親の右腕になり、目覚ましい活躍を見せてくれるようになります。
段取り力がつく
家事には工程があります。
一度着た服が、洗濯してもう一度着られるまでの手順を考えても。
まっさらなキッチンが、夕飯を経て再びまっさらなキッチンに戻るまでを想像しても。
常に次のことを考えながらやらないと、なかなか終わる気がしませんよね。
よって小さい頃から家事を手伝っている子供は、段取り力が付きます。
うちの妻は、幼いころから様々な家事を手伝っていたらしく、今は段取りの鬼と化しています。
コミュニケーション力がつく
お手伝いはコミュニケーション力も鍛えます。
お手伝いするということは、親とともに家事をするということです。
一人でお手伝いしていても、その次の工程は親がすることになります。
つまり、お手伝いはチームプレイです。
はじめは、自分のことだけを考えてお手伝いしていても、
慣れてくると、親はどう望んでいるかを考えるようになります。
今自分がどんな風にやれば、ママはもっと助かるのか。
どこへどう片付ければ、次にパパがやるときにやりやすいのか。
「別工程をする人」の気持ちを考えることで、コミュニケーション力が磨かれます。
子供にお手伝いさせたいなら、「手伝う」という意識を持たせない
子供にお手伝いをさせることで、大きなメリットがあることが分かりました。
では、子供はどうしたら、快くお手伝いをしてくれるのでしょう。
子供に家事をさせるなら、
お願いして手伝ってもらうのはやめましょう。
「悪いけど、洗濯物たたむの手伝ってくれる?」
「ありがとう。かしこいねぇ。」
こんな風に対応してしまうのはNGです。
親の仕事をやってあげたという気になり、見返りを求める子になりかねません。
そのような子はもう、無条件ではお手伝いをする気が無くなってしまいます。
じゃあどうするのか。
家事は、家族みんなの仕事だと思わせましょう。実際そうですもん。
家事は、父親も母親も子供も協力してやるべきもの。
家事をさせることで、「小さい自分でも役に立った」と満足させることが大切です。
人間は幼い頃から、社会に認められたいという欲求があります。
その欲求を満足させてやるのです。
子供も家事をやって当たり前。という態度でやらせましょう。
子供が家事をした後は、
「助かるわー」
「上手になったね」
「またお願いね」
などと言ってあげることで、
家族の役に立ったことや、成長したことを伝えましょう。
自分が認められたことに満足し、またやりがいをもって家事をしてくれることでしょう。
子供にお手伝いさせるとき、お小遣いをあげてはいけない
子供がお手伝いをしたときに、おこづかいを渡していませんか。
お手伝いさせることで、労働から報酬が得られることを教えようとしていませんか。
家事は労働ではありません。
お手伝いでおこづかいをあげると、おこづかいがもらえないと気が乗らない子になってしまいますよ。
家事は、お金がほしいからするものでわありません。
家族が気持ち良く過ごすために、役に立ちたいという原動力でするものです。
お小遣いをあげるのなら、普段させていないことに対して、報酬をあげましょう。
あくまで「家事」ではなく、「仕事」として。
たとえば、洗車や庭の草むしり、親のくつ磨きなどです。
おわりに
子供の家事について書きましたが、
父親が怠けている家庭は、まず父親が家事をするのが先ですね。
もう一度言いましょう、家事は家族みんなの仕事です。
家事をしていないお父さん、気を悪くされたのなら申し訳ないですが、
私は誰よりもパパたちの味方です。
「家事育児をすることが幸せにつながることを知ってほしい」という一心でいつも記事を書いているので、ご参考にしていただければ嬉しいです。