【要注意】自分でできない子が育ってしまう接し方
自分でできることが少ない。
やたら「次は何したら良い?」と聞いてくる。
空気が全く読めない。
↑このような子になってしまうのは、親の接し方に問題があることがあります。
もちろん、親ばかりの責任ではないのですが。
本記事では、
何でも自分でできる子
状況判断ができる子
を育てるために、「やってはいけない3つの接し方」についてお話しします。
できない子になる接し方①必要以上にほめる
子供が新しいことをできたら自分も嬉しいですよね。
お手伝いしてくれたらヨシヨシしてあげたいですよね。
めっちゃ褒めてあげたいですよね。
しかし、子供は本能的に褒められたいわけではありません。
子供は自分でできたとき、達成感に浸っています。
達成感に共感してあげることが、次のことにチャレンジする糧になります。
ですので、子供が自分でできたときは、
「えらいねー」「かしこいねぇ」ではなく、
「やったね」「イェーイ(ハイタッチ)」
といってあげると、めちゃめちゃ満足して、次もがんばります。
自己肯定させるために褒めることは良いですが、
褒めすぎると、褒められるためにする子になってしまうのでご注意を。
できない子になる接し方②気づかい、察しすぎる
「子供は親の背中を見て育つ。
だから、親が子供の気持ちを察し、気づかって助けてあげるほど、
子供も気配りができる人間になる。」
↑このように思っている方は多いでしょう。私も初めはそう思っていました。
しかし、子供が小さいときに、子供の気持ちを察した行動をしすぎると、
子供は親の気づかいに甘えてしまいます。
その結果、「自分がやらなくても親がやってくれる」と思い込み、
自分でできない子に育ってしまう恐れがあります。
子供に目配りし、観察することは非常に大切ですが、
できるだけこちらから手や口を出さないことを心掛けましょう。
子供からヘルプがない限り、我慢して見守ることで、自分で考えて行動する力が付いていきます。
子供のやり方が間違えていてもかまいません。間違いはいつでも治りますが、自発性を後から身に付けるのは大変です。
できない子になる接し方③しゃべりながら見せる
子供に見本を見せるとき、
たいていの親は、説明しながら行為を見せるでしょう。言葉で説明しながらの方が分かりやすいと思いがちです。
しかし子供にとって、大人の動きは早くて、目で追うだけで精一杯。
その上しゃべられるともうワケがわからなくなります。
しかもしゃべられたときは、手元ではなく顔に目がいきます。
というわけで、子供に見本を見せるときは、サイレントジェスチャーが必須です。
しゃべらずに、できるだけゆっくりと見本を見せてあげましょう。
説明が必要なときは、見せずにしゃべってあげましょう。
見せるか、しゃべるか、どちらかにすると理解しやすくなるのです。
おわりに
親は指揮官ではなく、サポーターです。
子供を観察し、考えや気持ちを理解することに徹しましょう。
特にお父さん方に気づいてほしい。
「サポーター」の姿勢を貫くほど、子育てが楽しくなることを。